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12月28日 看護師カレンダークイズ 解答

 
クイズ内容 プロラクチンの主な作用は何か?
解答 妊娠中は乳腺の発達、産褥期には乳汁の産生
解説
主なプロラクチンは199個のアミノ酸から成り、分子量は23kDa。下垂体のプロラクチン産生細胞の他、胎盤や子宮など末梢組織でも産生される。成長ホルモンと構造が近く、同一の祖先遺伝子が重複し、機能が分化したと考えられている。ヒトの場合遺伝子は6番染色体に位置する。

【妊娠期】
交配刺激がおこるとその刺激が脳の視床下部に伝わり、ドーパミンの放出を抑える。それによりプロラクチン分泌が促進される。プロラクチン血漿濃度は分娩時に最も高くなる。

【授乳期】
子供が母親の胸に吸い付く搾乳刺激により、視床下部からのドーパミンなどのプロラクチン抑制因子の放出が抑えられ、また甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンなどのプロラクチン放出因子の放出が促進される。それによりプロラクチンの分泌が促進される。搾乳刺激後1〜3分で血漿中の濃度があがり始め、10分でピークに達する。

 

 

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