看護クイズ:気道は肺胞までに何回分岐する?
人の気道は、鼻や口から取り込んだ空気を肺胞まで運ぶために、複雑な分岐構造を持っています。では、気管から肺胞までに分岐する回数は合計で何回でしょうか?
- 12回
- 16回
- 23回
- 30回
回答
3.23回
解説
人の呼吸器系は、空気を取り込み、酸素と二酸化炭素のガス交換を行うために非常に精密な構造をしています。空気は鼻や口から入り、咽頭、喉頭を通って気管に入り、そこから左右の主気管支へと分岐します。この分岐は肺の奥深くまで続き、最終的に肺胞に到達します。
この気道の分岐は、合計で23回行われることが知られています。最初の分岐は気管が左右の主気管支に分かれるところで、そこから16回目までを「導管領域」と呼びます。この領域では空気の通り道として機能しますが、ガス交換は行われません。17回目の分岐で「終末細気管支(terminal bronchioles)」に到達し、ここから「呼吸細気管支(respiratory bronchioles)」へと分岐が続きます。
さらに、呼吸細気管支は「肺胞道(alveolar duct)」へと分岐し、最終的に23回目の分岐で「肺胞(alveoli)」に到達します。肺胞はガス交換の場であり、酸素が血液に取り込まれ、二酸化炭素が排出される重要な場所です。
この分岐構造は、まるでブドウの房のように複雑で、空気を効率よく肺胞に届けるために最適化されています。看護師としては、呼吸器系の構造を理解することで、呼吸音の聴診や呼吸器疾患のアセスメントに役立てることができます。
また、気道の分岐が多いことで、異物や病原体が奥まで到達しにくくなるという防御機能も備えています。呼吸器疾患の理解には、この分岐構造の知識が不可欠です。
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