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2月16日 看護師カレンダークイズ 解答

 
クイズ内容
脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔の特徴的な合併症は?
解答
硬膜穿刺後頭痛・硬膜外血腫・感覚鈍麻、運動障害、異常感覚・カテーテル遺残等
解説
頭痛:穿刺時に硬膜を傷ついた際や、脳脊髄液がカテーテルの穿刺した穴から漏れだし、脳圧の低下が生じ、頭痛が起こる。

硬膜外血種:凝固系の異常により、穿刺によって生じた出血により血種が生じることがある。血種が神経を圧迫することがある。

間隔鈍麻:局所麻酔の作用により、間隔鈍麻が生じることがある。

運動障害・異常感覚:脊髄くも膜下麻酔は腰椎上部より尾側(馬尾)の部分に局所麻酔薬をいれるため、通常は太い脊髄は損害を受けにくいが、稀に腰髄下部以下の神経支配領域の知覚異常、運動障害、膀胱直腸障害など(馬尾症候群)を生じることがあります。麻酔の作用が切れてから生じる一過性神経症状もある。

カテーテル遺残:まれにカテーテルが切れ、一部分が体内に残ることがあり、カテーテル遺残が生じた際は、局所麻酔にて除去する。

 

 

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