クイズ内容 |
死後硬直は死後何時間経過したころからみられるか? |
解答 |
2~3時間程度経過したころから始まる。 |
解説 | 死後硬直の進展は環境温度等の影響を受けるが、20℃前後では通常死後2~3時間程度経過してから顎関節から硬直が始まり、徐々に上肢から下肢へ向かい硬直が及んでいく。 筋肉への酸素供給が絶たれることで、嫌気性代謝が進み、phが低下していく。 それに伴い、ミオシンとアクチンが強く結合して硬直が生じてくる。 そのため、筋肉の多い人ほど硬直が速く進む。 硬直時間は、死後の処置に関わるため中止する必要がある。 また、時間の経過とともに硬直のみならず、皮膚の乾燥も生じてくる可能性があるため、家族の到着を待つなど、長時間の待機時間が生じる場合には、保湿にも注意する必要がある。 |
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