クイズ内容 |
リードレスペースメーカーの電池寿命は最長何年か? |
解答 | 12年 |
解説 | リードレスペースメーカーは世界最小のペースメーカーで、2017年9月から保険適応となり、日本でも使用できることとなった。リードレスペースメーカーはカプセル型で、小さなフックで右心室の壁に取り付けられ、先端の電極を通じて心室へ電気刺激を送り、ペーシングを行う。 従来のペースメーカーと同様の機能で、重さ1.75g、1ccにまで小型軽量化され、電池寿命は最長12年である。なお、MRI検査も可能となっている。 従来のペースメーカーは、外科手術で皮下組織下に本体を植え込むためのスペース(ポケット)を作り、本体を植え込み、静脈を通してリードを心臓内に留置する必要がある。 しかし、リードレスペースメーカーは、本体を皮下に植え込むのではなく、カテーテルを用いて心臓内に本体を送り込み、直接右心室に留置することができる。 これにより、従来のペースメーカーと異なり、胸部の皮下ポケットもリードも不要なため、リードの断線、静脈閉塞、皮下ポケットからの感染などの合併症のリスクがなくなる。 また、外科手術による胸部の傷もなく、外からは装置のふくらみもないため、患者が外観を気にされることなく、生活することができる。 |
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