看護師セミナーCaring

脳血管看護 おすすめセミナー


脳血管疾患は、早期発見と的確な初期対応が予後を大きく左右する重大な疾患のひとつです。看護師として、脳卒中やくも膜下出血などの症状に迅速に対応するためには、臨床現場でのアセスメント力と共に、CTやMRIなどの画像診断に関する基礎知識も欠かせません。

これらのセミナーでは、脳血管疾患に関する病態理解から、CT・MRI画像の基本的な読み方、急性期における画像診断の役割、看護師として押さえておきたい観察ポイントまでをわかりやすく解説します。画像の見方がわかることで、より根拠ある看護判断ができ、患者さんの安全と回復につながるケアが可能になります。

脳神経領域の看護に不安がある方も、これから学びたい方も大歓迎です。
チーム医療の一員として、画像診断の知識を味方につけた看護を実践してみませんか?

脳卒中看護の基礎

画像で読み解く!脳血管疾患の看護とアセスメント
─ CT・MRIの基礎から急性期ケア、退院支援まで

本セミナーは、脳卒中ケアにおける看護師の役割を改めて見つめ直し、画像診断の理解と急性期対応、さらには退院支援までを体系的に学べる実践型プログラムです。
「脳血管疾患って苦手…」「CTやMRIはドクター任せになりがち」そんな不安を抱える看護師の皆さまに向けて、明日からの看護に活かせる“根拠と実感”をお届けします。

第1部:脳卒中の基本のおさらい

脳卒中とは何か
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血、それぞれの病態と原因を整理します。
脳の血管と支配領域
解剖学的な視点から、どの血管がどの脳領域を支配しているかを学び、症状との関連づけを行います。

第2部:画像診断の基礎知識

CTとMRIの見方
看護師が知っておきたい画像の基本構造と、異常所見の見つけ方をわかりやすく解説します。

第3部:各疾患の病態理解

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の違い
発症メカニズムと臨床像を学び、アセスメントやケアのポイントを整理します。

第4部:急性期看護と2021年治療ガイドラインの理解

最新ガイドラインのポイント
日本脳卒中学会の2021年ガイドラインをもとに、急性期治療の基本と方向性を確認します。
脳梗塞のタイプ別治療(ラクナ・アテローム・心原性塞栓症)
各タイプごとの看護の視点、tPA治療や血栓回収療法についても触れます。
脳出血・くも膜下出血のガイドラインと看護対応
手術・薬物療法・観察項目など、病態に即した対応力を養います。

第5部:合併症予防と高次脳機能障害への対応

早期離床の意義
早期リハビリの重要性と、離床支援における看護の役割を解説。
代表的な合併症と予防策
起立性低血圧
深部静脈血栓症(DVT)
誤嚥性肺炎
それぞれのリスク評価と予防的介入について実践的に学びます。
高次脳機能障害について
注意・記憶・行動面の障害と、それに応じた関わり方を紹介します。

第6部:退院支援と事例検討

脳卒中患者の退院支援
生活再建を見据えた情報提供・地域連携・家族支援のポイント。
事例で考える看護実践
実際の症例をもとに、アセスメント~ケア~退院支援までをグループで考察します。

『実践に活きる 脳卒中看護の基礎 急性期から退院支援まで』


デキる看護師が実践している 形態機能・画像を活かした脳神経看護

「画像×解剖で読み解く!脳神経の形態・機能と看護の実践」
─ 症状からつなげる、脳神経の理解とアセスメント力

脳神経領域の看護に苦手意識を持つ看護師は少なくありません。
「脳神経って難しそう」「画像はドクター任せ」──そんな声に応えるため、本セミナーでは脳神経の形態と機能を“画像”と“症状”でつなぎ、実践的に理解することを目的としています。

第1部:脳神経の基本をおさらい

『脳神経』とは何か?
解剖学的な分類と12対の脳神経の役割を丁寧に整理します。
『脳神経』の形態と機能
感覚・運動・混合神経の区別や、それぞれが担う具体的な働きを学びます。

第2部:画像で学ぶ脳神経

CT・MRI画像をどう見るか?
解剖と画像をリンクさせて学び、脳神経の走行や周囲構造を視覚的に捉えます。
脳神経における代表的な画像所見と、臨床現場で役立つポイントを解説。

第3部:形態・機能・画像をつなげる視点

血管の支配領域と脳神経の関係
脳神経症状から病変部位や血流障害を予測する力を養います。
画像と症状を結びつける事例検討で、実践力を高めます。

第4部:症状から考える脳神経看護

実際の症状と脳神経の関係性を具体的に紐解きながら、アセスメントと初期対応を考察。
疾病理解を深めることで、患者の全体像をとらえる力を育成します。

「苦手」から「得意」へ

このセミナーでは、暗記に頼らず、画像と実例で脳神経の“なぜ”を理解する構成となっています。苦手意識を克服したい方、脳神経看護をもう一度基礎から見直したい方に最適な内容です。
“なんとなく”から“つながる理解”へ。脳神経の看護に、根拠と自信を持ちましょう。

デキる看護師が実践している 形態機能・画像を活かした脳神経看護


看護に活かせる画像のみかた X線・CT・MRI編

「画像を読む力」を看護に活かす ─ X線・CT・MRIの基礎から脳卒中まで
現代の看護師にとって、画像データの理解は“診療補助”の枠を超え、ケアの質を高めるための重要な視点です。
本セミナーでは、「なんとなく見ていた画像」を「理解して判断できる画像」へと変えるための知識と実践を提供します。

第1部:画像を見るための基礎知識

看護師に画像は必要か?
画像は診断の専門職に任せるだけでなく、「変化に気づく」「危険を予測する」ための重要な情報源です。看護師としての視点で、なぜ画像が必要なのかを明確にします。
画像の基本を学ぶ
X線・CT・MRIとは何か?その違い、メリット・デメリットを理解し、読影に必要な基本知識を学びます。

第2部:X線画像の読み方と実践

**心胸郭比(CTR)や肋横隔膜角(CP-angle)**の見方
正常値の意味や異常時に何が起こっているのか、ケアと関連付けて説明。
正常な胸部X線写真とは?
心臓・大血管の陰影、骨構造、肺野、横隔膜など、正常構造を把握したうえで、異常を見つける力を養います。
読影の順番とポイント
「骨→肺野→心陰影→横隔膜→デバイス」の順で読む、体系的な手順を学びます。
デバイスの確認
気管チューブ、中心静脈カテーテル、胃管など、適正な位置かどうかを判断する基礎を身につけます。
疾患別にみるX線の特徴

肺炎、心不全、気胸、胸水などの典型的所見を画像と照らし合わせて整理。ベッドサイドでの観察・対応力向上につなげます。

第3部:脳卒中の画像を読む

正常な頭部CT画像の把握
灰白質・白質、脳室、脳幹、小脳の位置と構造を明確にし、「正常」がわかるからこそ異常が見える、という基本を押さえます。
脳出血のCT所見
高吸収域として現れる出血部位の特徴、発症直後の変化、対応の重要ポイントなどを解説。
MRIの見方と意義
T1・T2・FLAIRなどの画像モードごとの違いと、脳出血・くも膜下出血(SAH)における画像の意味合いを押さえます。

第4部:画像を“看護”に活かす

  • 「どんな画像が出てきたときに、どのようなケアを考えるのか?」
  • 「この変化は、何を予兆しているのか?」
  • 「異常所見があったとき、どの部位に問題があるのか?」

こうした問いに、自信をもって対応できる看護師を目指して、画像情報をケア・観察・記録・報告に具体的に結びつけていきます。

画像を読む力は、知識ではなく「実感」です。
本セミナーを通して、視覚的に判断し、患者の“今”を多角的にとらえる看護師へステップアップしましょう。

『X線・CT・MRI編 看護に活かせる画像のみかた』