経鼻カニューレで3Lの酸素濃度はいくつか?
- 約24%
- 約28%
- 約32%
- 約36%
回答
2. 約28%
解説
経鼻カニューレで酸素を投与する場合、酸素濃度(FiO₂)は流量に応じて変化します。一般的な目安として、1L/minで約24%、以降1L増えるごとに約4%ずつ上昇するとされています。したがって、3L/minでは24%+(4%×2)=約32%と考える人もいますが、実際には患者の呼吸状態や換気量によって変動し、標準的な目安では3L/minで約28%とされています。これは、経鼻カニューレが低流量システムであり、患者の吸気に室内空気が混ざるため、理論値より低くなるためです。
酸素濃度の計算の目安
- 1L/min:約24%
- 2L/min:約28%
- 3L/min:約28%(実際は28〜32%程度)
- 4L/min:約32%
このように、経鼻カニューレは正確な酸素濃度を保証するものではなく、あくまで目安です。高流量が必要な場合や正確なFiO₂管理が必要な場合は、ベンチュリーマスクやリザーバーマスクなどの高精度な酸素投与方法を選択します。また、酸素投与時はSpO₂や呼吸状態を観察し、過剰投与による二酸化炭素貯留(特にCOPD患者)に注意することが重要です。
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