クイズ内容 |
パーキンソン病の4大症状は何か?
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解答 |
静止時振戦・無動・筋固縮・姿勢反射障害 |
解説 |
静止時振戦
指にみられることが多いが、上肢全体や下肢、顎などにもみられる。安静にしているときにふるえが起こることが本症の特徴である。精神的な緊張で増強する。動かそうとすると、少なくとも一瞬は止まる。
無動
動作の開始が困難となる。また動作が全体にゆっくりとして小さくなる。仮面様顔貌、書字障害、構音障害などが特徴的である。ただし床に目印となる線などを引き、それを目標にして歩かせたり、障害物をまたがせたりすると、普通に大またで歩くことが可能である。
筋固縮
力を抜いた状態で関節を他動させた際に抵抗がみられる現象。固縮には一定の抵抗が持続する鉛管様固縮と抵抗が断続する歯車様固縮があり歯車様固縮が特徴的に現れ、とくに手関節(手首)で認めやすい。純粋なパーキンソン病では錐体路障害がないことが特徴である。
姿勢反射障害
バランスを崩しそうになったときに倒れないようにするための反射が弱くなる。すくみ足(歩行開始時に第一歩を踏み出せない)、小刻み歩行、前傾姿勢、突進歩行などが挙げられる。 |
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