中心静脈圧の正常値はいくつか?
- 2〜6 cmH₂O
- 8〜12 cmH₂O
- 12〜16 cmH₂O
- 18〜22 cmH₂O
回答
2. 8〜12 cmH₂O
解説
中心静脈圧(CVP: Central Venous Pressure)は、右心房または上大静脈内の圧力を示し、循環血液量や右心機能の評価に用いられます。正常値は一般的に8〜12 cmH₂O(または 4〜10 mmHg)とされています。CVPは輸液管理やショック患者の循環動態評価に重要な指標であり、特に集中治療や手術後の管理で頻繁に測定されます。
測定の意義
CVPは右心房への静脈還流量と右心のポンプ機能のバランスを反映します。低値(8 cmH₂O未満)は低血圧や脱水、出血などによる循環血液量不足を示唆し、高値(12 cmH₂O超)は心不全、過剰輸液、肺高血圧、心タンポナーデなどを示す可能性があります。
測定方法と注意点
CVPは中心静脈カテーテルを用いて測定し、患者を水平にして基準点(右心房レベル)をゼロ点に設定します。呼吸による変動があるため、通常は呼気終末で測定します。看護師はカテーテルの固定、感染予防、ゼロ点確認を徹底する必要があります。
他の選択肢との違い
選択肢1(2〜6 cmH₂O)は低すぎて循環不全を示唆します。選択肢3や4は高値であり、心不全や過剰輸液の可能性があります。したがって、正常範囲は8〜12 cmH₂Oです。
臨床的意義
CVPは単独では循環動態の完全な評価はできませんが、尿量、血圧、心拍数、末梢循環などと合わせて総合的に判断することで、輸液量や薬剤投与の適正化に役立ちます。看護師はCVPの変化を経時的に観察し、異常値が出た場合は迅速に報告することが重要です。
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