空気感染（飛沫核感染）が主な感染経路である感染症は？

感染経路には、「空気感染（飛沫核感染）」「飛沫感染」「接触感染」「経口感染」がある。

・空気感染（飛沫核感染）：感染者の咳やくしゃみなどにより排出された病原菌を含むしぶきが、水分が蒸発し、核（飛沫核）が空気中を浮遊し、それを吸い込むことで感染する経路。

・飛沫感染：感染者の咳やくしゃみなどにより排出されたしぶき（飛沫）を吸い込むことにより感染する経路。飛沫感染する病原菌は、病原菌が付着した環境表面や手指などを介しても感染する（接触感染）。

・接触感染：感染者の体内から排出された病原体や自然界に潜んでいる病原体に触れ、それを体内に取り込んでしまうことで感染する経路。感染者と直接接触することで病原体が伝播し、それを体内に取り込んでしまうことで感染する直接接触感染と、病原体により汚染されたものを介して伝播し、病原体を取り込むことで感染する間接接触感染がある。

・経口感染（糞口感染）：病原体が付着した飲食物などを摂取することで感染する経路。（経路腸管出血性大腸菌やノロウイルス、ロタウイルス、赤痢、コレラなど）感染者の病原体を含む便に触れ、手指を介して口へ入る経路を特に糞口感染という。