全ての看護師にとって重要なフィジカルアセスメント

患者を24時間観察する看護師にとって、フィジカルアセスメントは重要な技術のひとつです。

フィジカルアセスメントを習得することは、急変時の迅速な対応だけでなく、異変が起こる前の行動指標にもなります。

自覚症状がない患者や、コミュニケーションが困難な患者もおり、看護師がフィジカルアセスメントを通して、兆候を見逃さないよう慎重に看護する必要があります。

特に呼吸や循環の異変は生命の危機に直結するため、より深い観察力を身に着ける必要があります。

今回は集中ケア認定看護師の高野洋氏による「フィジカルアセスメントに自信が持てる!呼吸・循環を学ぶ~」のセミナー内容を参考にしながら、フィジカルアセスメントを学ぶ重要性やバイタルサインとの関係についてご紹介します。

 

自分の「気づき」大切にできていますか?

患者さんがいつもと何か違う・・・そう感じたことがある方も。
しかしバイタルサインは正常で、医師の指示内容から逸脱することはない場合も少なくありません。
看護師はさまざまな患者を身近で看護しており、今までの経験や観察から直感が鋭くなっている人もいます。その気づきはもしかしたら、重要な病気の前兆かもしれません。
フィジカルアセスメントは、直感に基づいた気づきを根拠のある見解に変えるための技術でもあるのです。
判断が早ければ早いほど、より簡易的な処置で済むことが多く、患者の苦痛緩和にも直結します。

 

全看護師が習得すべきフィジカルアセスメント

フィジカルアセスメントは看護師なら誰でも一度は学習経験がありますよね。
しかし、自己学習だけでは自分の判断が正しいのかわからず、苦手意識を抱いてしまうことも。
事例の検討や、経験豊富な看護師の目線から対応を学ぶことで、自信を持って実務に活かすことができます。
また、急変対応は急性期病院のみで起こるわけではありません。
フィジカルアセスメントは、急変の兆候を察知し、予測できるため、病院だけでなく施設や在宅領域においても存分に活用できる技術です。
本セミナーは、豊富な事例の検討や病院看護師以外にも役立つアセスメント項目の提示などから、フィジカルアセスメントを体系的に学習できます。

 

フィジカルアセスメントとバイタルサイン

バイタルサイン測定を行ったことがない看護師はいません。
しかし、日常業務だからこそバイタルサイン測定そのものがルーティンワークとなってしまい、数値のアセスメントや対応がおろそかになっていませんか?
バイタルサインをアセスメントに活かしきることができているでしょうか?
看護師は、バイタルサインを測定した意味や、数値から現状を正確に判断する必要があります。
フィジカルアセスメントを行う上でバイタルサインの理解は必須です。
本セミナーでは、事例患者の状況やバイタルサインを振り返りながら、フィジカルアセスメントについて詳しく解説しています。

 

フィジカルアセスメントにおける「呼吸」とは?

普段の検温時に、呼吸を意識して観察していますか?
呼吸は視診で容易に観察でき、急変予測や急変時の対応に重要な役割を果たしています。
呼吸は体内の異変と密接な関係がありますが、施設によっては呼吸数や呼吸状態を記載していないこともあります。
しかし、SPO2の値だけを見ても、患者のさまざまな状況から呼吸状態の指標とならない場合も多いです。
本セミナーでは呼吸における解剖学的所見や、フィジカルイグザミネーションなど呼吸におけるアセスメントを詳しく解説しており、基礎から学び直すことができます。
また、具体的な事例から、SPO2のみではない呼吸状態のアセスメントにもフォーカスしています。
呼吸について再度学び直してみましょう。

 

アセスメント力の向上は看護師のやりがいに繋がる

判断力やアセスメント力が向上することで、医師とのコミュニケーションが円滑になり、より迅速な患者対応を行うことができます。
現在の医療業界では、医師の判断を待つだけではなく、予防のためにできることや医師へ提案していける環境の構築も、看護師の役割のひとつといわれています。
現に看護師の観察や行動で、患者の異変を正確に捉え、急変を予防できる場面も多数あります。
アセスメント力を鍛えることで患者の詳細な状況把握が可能になります。
そのため、医師が出した指示の意味や、これからの行動を瞬時に判断できるため、最善の看護を提供できます。
フィジカルアセスメントを学ぶことで、患者看護に貢献できているという看護師のやりがいに繋がりますね。

 

フィジカルアセスメントを学んで「理由ある対応」を

昨今、看護業界では看護師の専門性やスキルの向上が叫ばれています。
看護師ならではの視点からフィジカルアセスメントを習得していくことで、看護師の全体的なアセスメント力の向上やスキルアップに繋がります。
フィジカルアセスメントは、今学んでおけば明日から臨床で実践することができる技術です。
ぜひ本セミナーに参加して、フィジカルアセスメントについて学んでいきましょう。

 

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