アメリカ精神医学会が出版しているもので、正式名称は「精神疾患の診断・統計マニュアル（Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders）」といい、その頭文字を略してDSMと呼ぶ。

DSMは、精神医学の研究や治療を行っている人に、精神疾患の基本的な定義などを示したもので、現在は国際的に利用されていて、日本でも精神疾患の診断に用いられている。

「5」は第5版という意味で、アメリカ精神医学会は1952年にDSMの第1版を出版した。その後、改訂を重ねて、2013年に第5版を出版した。その第5版がDSMの最新版として使われている。