看護師セミナー・研修のケアリング facebookページ

8月26日 看護師カレンダークイズ 解答

 
クイズ内容
がん悪液質の主な症状は何か
解答 体重減少、骨格筋量減少、食欲不振
解説
がん悪液質の定義は、「通常の栄養サポートでは完全に回復することができず、進行性の機能障害に陥る、骨格筋量の持続的な減少を特徴とする多因子性の症候群」とされている。

 

原因は完全には解明されていないが、要因の1つとみられるのは、がん細胞から分泌される「サイトカイン」と呼ばれる生理活性物質である。

本来、サイトカインは外敵から身を守る免疫システムの中で、情報伝達の役割を果たしている。しかし、がんになるとこのサイトカインが過剰に産生されることがある。

中でもIL(インターロイキン)-1、IL-6、TNF(腫瘍壊死因子)-αなどの炎症性サイトカインが増え過ると、全身性の炎症が起こり、タンパク質や脂肪の分解が進む。

骨格筋など全身の筋肉はタンパク質でできているため、分解が進行するにつれて筋肉量が減り、徐々に痩せてくる。

 

 

がん終末期に関連する看護セミナーはこちら

 

 

クイズの執筆・監修について

執筆・監修に関してはこちら


 

CaringのSNS公式アカウントで、研修会や医療に関わるNewsなどの情報を公開中。