気道緊急(窒息)が疑われる患者への初期対応として最も適切なのはどれでしょうか。
- まず水を飲ませて様子を見る
- 意識がある場合、咳を促し、必要に応じて背部叩打法を行う
- 胸部聴診を行いアセスメントを優先する
- 窒息時は必ず仰臥位にする
回答
2: 意識がある場合、咳を促し、必要に応じて背部叩打法を行う
解説
気道緊急(窒息)は数分で致死的となるため、迅速な介入が必要です。意識があり、咳が出ている場合は「まず咳を促す」のが最も重要です。咳は最も効果的な異物排出手段であり、背部叩打法は咳では排出できないと判断される場合に補助として行います。
水を飲ませる行為や仰臥位にする対応は誤嚥や完全閉塞の悪化につながるため危険です。また、聴診は有用な手段ですが、窒息の場面ではアセスメントより生命維持のための即応が優先されます。完全閉塞の場合、呼吸音が消失し、努力呼吸も見られないため、このような状況ではすぐに腹部突き上げ法(成人)や胸部圧迫を検討する必要があります。看護師は窒息の兆候(突然の呼吸困難、無音咳、チアノーゼ、恐怖表情)に早く気づき、安全に配慮しつつ速やかな異物除去を行い、必要時は救急要請やBLSへ移行します。
関連セミナー
- 呼吸不全を知り、呼吸管理をマスターする
- 呼吸の基礎から急性呼吸不全への対応までを体系的に学ぶセミナーです。内呼吸・外呼吸の理解を土台に、身体所見やバイタルサイン、動脈血液ガス・画像所見の読み取り方を整理。換気血流不均衡やシャントなど病態生理を踏まえ、酸素療法や用手換気、吸引・ドレナージなどの実践的ケアを解説します。症例検討を通して、呼吸状態悪化時に迅速かつ的確に対応できる判断力を養います。