内呼吸と外呼吸の説明として最も適切なものはどれでしょうか。
- 内呼吸は肺胞でガス交換が行われ、外呼吸は細胞レベルで酸素を利用する
- 内呼吸は細胞レベルで酸素を利用し、外呼吸は肺胞でガス交換が行われる
- 内呼吸も外呼吸も肺でのみ行われる
- 内呼吸は意識的に調整できるが、外呼吸はできない
回答
2: 内呼吸は細胞レベルで酸素を利用し、外呼吸は肺胞でガス交換が行われる
解説
内呼吸と外呼吸は呼吸の基礎を理解するうえで非常に重要な概念です。外呼吸とは、呼吸器系(特に肺胞)で行われるガス交換のことで、肺胞と毛細血管の間で酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を排出する過程を指します。一方、内呼吸とは、細胞レベルで酸素を利用してエネルギーを産生し、二酸化炭素を生成する代謝の過程を意味します。この2つのプロセスが正常に機能することで全身の酸素運搬が維持されます。
内呼吸はミトコンドリアの活動に関連し、細胞のエネルギー代謝そのものです。一方、外呼吸の異常は、肺胞低換気・拡散障害・換気血流不均衡・シャントなどの病態により酸素化が低下します。呼吸不全を理解するには、外呼吸の障害だけでなく、内呼吸の障害(敗血症やミトコンドリア異常など)も考慮する必要があります。看護の場では、患者の呼吸状態を評価する際に、外呼吸の異常に気づくことが特に重要ですが、その背景にある内呼吸の役割も理解しておくことで、より適切なアセスメントができます。
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