急変時の「循環のポイント」として最も重要な観察項目はどれですか?
- 脈拍、血圧、皮膚の色や冷感などを含めた総合的な循環評価
- 心音だけを聴取する
- 血圧のみを測定する
- 顔色だけを見る
回答
1: 脈拍、血圧、皮膚の色や冷感などを含めた総合的な循環評価
解説
急変時の循環評価は、単一の指標では不十分であり、複数の要素を組み合わせて総合的に判断する必要があります。特に子どもは代償機能が高いため、血圧のみでは悪化を正しく捉えられないことが多く、脈拍、末梢冷感、毛細血管再充満時間、皮膚色などの臨床所見を併せて評価することが重要です。
循環不全の兆候には以下があります。
- 脈拍の増加または不整
- 毛細血管再充満時間の延長
- 皮膚冷感や蒼白
- 意識レベルの低下
- 尿量減少
これらはショックの早期兆候であり、見逃すと急速に悪化してしまいます。そのため、総合的な評価が不可欠であり、選択肢1が最も正しいといえます。循環評価は急変対応の根幹であり、早期の異常発見と治療開始の鍵となります。
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