急性期の子どもの観察で特に重要とされる「呼吸のポイント」として最も適切なのはどれですか?
- 胸の上下動だけを確認する
- 呼吸数、努力呼吸、チアノーゼなど複数の兆候を総合的にみる
- 呼吸音がしているかどうかだけを確認する
- 泣いているかどうかを基準に判断する
回答
2: 呼吸数、努力呼吸、チアノーゼなど複数の兆候を総合的にみる
解説
急性期の呼吸観察が重要な理由
子どもの急性期では、呼吸状態の変化が全身状態の悪化を最も早く示す兆候であるため、呼吸の観察は極めて重要です。呼吸は酸素供給に直結し、子どもは成人に比べて予備力が低いため、状態悪化が急速に進む特徴があります。そのため、一つのポイントだけを確認するのではなく、複数の項目を組み合わせて評価することが求められます。
観察の具体的ポイント
- 呼吸数の増減
- 陥没呼吸や鼻翼呼吸などの努力呼吸の有無
- チアノーゼの有無
- 胸郭の動きの左右差
- 呼吸音の異常(喘鳴、粗い呼吸音など)
これらを総合することで、早期の異常発見と急変予防につながります。選択肢2が正しい理由は、この「総合的評価」が最も重要視されるためです。
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