栄養スクリーニングの目的として最も適切なものはどれですか。
- 栄養状態を確定診断し、治療方針を決めること
- リスクのある患者を早期に発見すること
- 詳細な栄養評価を行い、最終的な栄養プランを策定すること
- 血液検査によってたんぱく質の欠乏を判断すること
回答
2. リスクのある患者を早期に発見すること
解説
栄養スクリーニングは、医療現場における栄養管理の入口として非常に重要な役割を担っています。スクリーニングの目的は、栄養不良やそのリスクがある患者をできるだけ早期に発見することであり、詳細な診断や栄養プラン作成を行う段階ではありません。スクリーニングでは、体重減少の有無、食事摂取量、疾患の重症度などの簡易な項目を用い、短時間で評価を行います。
その後、スクリーニングでリスクがあると判断された患者に対して、初めて栄養アセスメント(詳細な評価)が行われ、身体計測、臨床データ、食事内容、身体所見など多面的な情報を基に栄養状態が評価されます。これらのプロセスを経て栄養プランが立てられるため、スクリーニングはあくまで最初のステップに過ぎません。
ポイント
- スクリーニング:簡易評価、短時間、リスクの早期発見が目的
- アセスメント:詳細評価、治療計画はこの段階で行う
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