装具選択の基本方針として最も適切な記述はどれですか。
- 平面面板は全ての陥没ストーマに適するため、まず平面を選ぶ
- コンベックスは突出不足や陥没、皮膚しわ・瘢痕で漏れがある場合に有用である
- 一体型は皮膚負担が大きいので、常に二品系が推奨される
- プレカットは術直後の形状変化期に最適で、サイズ再調整が不要である
回答
2. コンベックスは突出不足や陥没、皮膚しわ・瘢痕で漏れがある場合に有用である
解説
装具選択は、ストーマの突出や位置、周囲皮膚の凹凸・瘢痕、排泄物の性状、患者の手指巧緻性や生活様式(入浴、運動、就労)を総合的に評価して行います。コンベックス(凸面)面板は、突出が不足している、陥没している、皮膚のしわ・瘢痕で平面密着が得られない、といった状況でストーマ周囲を押し当ててシール性を高め、漏れを低減するのに有用です。平面面板が普遍的に適するわけではなく、適応を見極める評価が必要です。また、一体型と二品系にはそれぞれ長所があります。一体型は薄く目立ちにくく操作が簡便で、交換も短時間で済みやすい利点があります。二品系は面板を皮膚に留めたままパウチのみの交換ができ、皮膚負担軽減や頻回の排泄パターンに対応しやすいなどの利点があります。
サイズ選択と開口方法
術直後の形状変化期は、カットして調整できるカットトゥフィットの選択が合理的で、都度の径測定が推奨されます。プレカットは形が安定し、サイズが固定化してから適応を検討するのが安全です。さらに、排泄の粘稠度が低い場合は耐浸軟性の高い素材やアクセサリ(バリアリング、ペースト)の併用を検討し、ガスが多い場合はフィルター付パウチを選ぶなど、性状に即した選択が漏れと皮膚障害の予防に直結します。
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