看護師セミナーCaring

ストーマ周囲皮膚障害の発生要因と初期対応の組み合わせとして最も適切なのはどれですか。


  1. アルカリ性排泄物による化学的刺激が疑われる場合:面板開口を大きめにし通気を確保する
  2. 漏れによるびらんが疑われる場合:装具の密着性向上と隙間充填、交換間隔の見直しを行う
  3. カンジダ感染が疑われる場合:保湿クリームを厚塗りし密閉環境を保つ
  4. 接触性皮膚炎が疑われる場合:同一製品を継続して皮膚が慣れるのを待つ

回答

2. 漏れによるびらんが疑われる場合:装具の密着性向上と隙間充填、交換間隔の見直しを行う

解説

ストーマ周囲皮膚障害の多くは、漏れや不適合な装具使用による化学的刺激、機械的刺激、あるいは感染によって引き起こされます。漏れによるびらんでは、面板開口が大きすぎる、凸面の不足、皮膚の凹凸や皺への追従不良、排泄性状(特に回腸ストーマの酵素含有排泄)に対する耐浸軟性不足などが背景にあります。初期対応として、ストーマ径に適合した開口へ再調整し、隙間はバリアリングやペーストで確実に充填、必要に応じてコンベックスやベルトで密着性を高めます。交換間隔が長すぎて端部から浸軟している場合は、適切な間隔に短縮します。

鑑別と追加対応

  • カンジダなどの真菌:境界明瞭な紅斑や衛星病変を伴い、湿潤環境で悪化。通気性の見直しと抗真菌外用を検討
  • 接触性皮膚炎:新規製品やリムーバーへの反応。パッチテストの検討、製品変更
  • 機械的刺激:頻回な剥離や不適切な除去手技。リムーバー使用や皮膚保護スプレーを導入

化学的・機械的・感染性の三方向で原因を想定し、装具適合、手技、交換間隔、付加アクセサリの最適化を総合的に行うことが改善への近道です。

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