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消化管・尿路ストーマの分類に関して最も適切な説明はどれですか。


  1. 回腸ストーマ(イレオストミー)は固形成分が多く、皮膚刺激は少ない
  2. 結腸ストーマ(コロストミー)は部位により排泄性状が異なり、下行・S状結腸では比較的成形便に近い
  3. 尿路ストーマ(ウロストミー)は便が排泄されるため、活性炭フィルター付装具が必須である
  4. 横行結腸ストーマは常に完全な禁食管理が必要で、装具は不要である

回答

2. 結腸ストーマ(コロストミー)は部位により排泄性状が異なり、下行・S状結腸では比較的成形便に近い

解説

消化管ストーマは主に回腸ストーマ(イレオストミー)と結腸ストーマ(コロストミー)に大別され、さらに結腸ストーマは横行・下行・S状など造設部位で排泄性状が異なります。一般に回腸ストーマは水様〜泥状の排泄で酵素や胆汁酸を含み皮膚刺激が強く、保護性の高い面板やバリアリングの活用が重要となります。一方、結腸ストーマは口側ほど液状、肛門側ほど成形に近づく傾向があり、特に下行・S状結腸では比較的成形便で排泄頻度も落ち着きやすく、装具の選択や交換間隔の計画が立てやすいという特徴があります。尿路ストーマ(ウロストミー)は尿が連続的に排出されるため、逆流防止構造や夜間ドレナージとの接続性が重視されますが、便のガス管理用フィルターは必須ではありません。

臨床での装具選択の含意

ストーマの種類により皮膚保護剤の耐久性や凸面(コンベックス)の必要性が変わります。回腸ストーマは高刺激の排泄物に対応するため耐浸軟性の高い素材やアクセサリ(バリアリング、ペースト)が有効です。結腸ストーマでは排泄パターンに合わせた排出口形状やフィルターの有無、ウロストミーでは排尿の連続性に対応する逆流防止・接続機能が重要になります。これらの特徴を理解しておくことが、個々の患者に適した装具選択と合併症予防につながります。

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