看護師セミナーCaring

標準予防策(スタンダードプリコーション)の基本的な考え方として最も正しいものはどれですか。


  1. 症状のある患者にだけ追加的に適用する予防策である
  2. 全ての患者の血液・体液は感染性があるとみなして対応する
  3. 空気感染が疑われる場合にのみ適用する
  4. 特定の感染症患者に限定して適用する

回答

2. 全ての患者の血液・体液は感染性があるとみなして対応する

解説

標準予防策は、患者の感染症の有無に関係なく、すべての人に共通して適用される予防策であり、患者の血液や体液、分泌物、排泄物などは全て感染性があるとみなして取り扱うことが基本となります。これは、症状が現れていなくても感染源となり得るケースがあるためであり、医療従事者自身の感染防止と院内感染の拡大防止に直結します。標準予防策の中心となる行動には、手指衛生、個人防護具(PPE)の適切な着脱、環境整備、器具の再処理などが含まれます。

標準予防策の重要性

標準予防策が医療現場で重視される理由は、感染経路が明確でない状況や多様な病原体が存在する医療環境において、安全にケアを提供するための基盤となるからです。さらに、標準予防策は行動の一貫性を高める役割もあり、スタッフ全員が同じ基準で行動することで、感染対策の質を保ちやすくなります。特に手指衛生は最も重要な行動とされており、適切なタイミングと方法で行うことで多くの感染リスクを減らすことができます。医療従事者が正しい知識と技術を持ち、日常的に実践することが、院内感染防止の最も確実な手段となるのです。

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1年目でも分かる!感染対策の基本と実践
感染症の基礎から臨床での実践までを体系的に学べる看護師向けセミナーです。感染成立の仕組みや免疫機能を理解した上で、標準予防策、手指衛生、PPEの正しい使用方法を整理します。さらに、洗浄・消毒の考え方やスポルディング分類をもとにした消毒薬の選択、抗菌薬投与時に看護師に求められる視点、カテーテル関連血流感染への対応までを解説。日々のケアに直結する知識を深め、感染対策の質向上を目指します。

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