看護師セミナーCaring

高リスク受傷機転とは何か?


  1. 軽度の打撲や転倒など、日常的な外傷
  2. 高所からの転落や交通事故など、強い外力が加わる外傷
  3. スポーツによる捻挫や骨折など、運動中の外傷
  4. 低体温や脱水など、環境要因による体調不良

回答

2. 高所からの転落や交通事故など、強い外力が加わる外傷

解説

「高リスク受傷機転」とは、外傷の原因となる出来事(受傷機転)の中でも、生命に関わる重篤な損傷を引き起こす可能性が高い状況を指します。具体的には、交通事故(特に高速走行中の衝突)、高所からの転落(2階以上の高さ)、圧迫・挟まれ事故、爆発や火災、銃創・刺創などが該当します。これらの機転では、外力が非常に大きく、頭部外傷、胸腹部損傷、骨盤骨折など複数部位にわたる重症外傷が発生しやすく、迅速な評価と治療が必要です。救急現場では、受傷機転の情報はトリアージや搬送先の選定において極めて重要であり、見た目の外傷が軽度でも、内部損傷のリスクを常に考慮する必要があります。特に小児や高齢者では、外力に対する耐性が低いため、同じ機転でも重症化しやすい点に注意が必要です。

高リスク受傷機転を起こしやすい例

  • 同乗者の死亡した車両事故
  • 車外に放出された車両事故
  • 車の高度な損傷を認める車両事故
  • 車に轢かれた歩行者・自転車事故
  • 5m 以上もしくは30km/時以上の車に跳ね飛ばされた歩行者・自転車事故
  • 運転手が離れていたもしくは30km/時以上のバイク事故
  • 高所からの墜落(6m 以上または3階以上を目安※)
  • 体幹部が挟まれた
  • 機械器具に巻き込まれた

『防ぎえた死』をなくすために外傷看護のススメ


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