『防ぎえた死』をなくすために
外傷看護のススメ

外傷患者の治療は迅速な対応が求められ、物凄い速さで検査・治療が同時進行で進んでいくことになります。外傷患者の治療の場において、看護師は治療の場が円滑に回るような調整を図ったり、見落としがないか、突然の事故にあわれた家族の心情まで多くのことをマネジメントしていく役割を担っています。そのため外傷患者が、いざ搬送されてくるとなると緊張感が急激に高まり、普段通りの動きやパフォーマンスを発揮できないこともあるのではないかと思います。
いざという時に最大限のパフォーマンスを発揮し、「防ぎ得た外傷死」を予防できるように事前の準備をしておくためのセミナーです!
セミナーの目標
- 各期(プレホスピタル、初療、治療、入院)での対応や内容に関して理解することができる。
- 外傷時の家族看護の必要性に関して理解することができる。
セミナーの内容
- 外傷総論
- 外傷総論
- 外傷とは
- 外傷診療の特徴
- 外傷初期診療ガイドライン
- Load & Goの概念
- 外傷診療の実際
- 外傷診療の手順(JATEC)
- 気道(Airway)の評価
- 呼吸(Breathing)の評価
- 循環(Circulation)の評価
- 意識(Dysfunction of CNS)の評価
- 画像検査と処置・対応について
- 外傷診療手順のまとめ
- 外傷各論
- 胸部外傷
- 腹部外傷
- 頭部外傷
- 脊椎・脊髄の損傷
- 外傷看護
- 外傷看護の実践(傷病者受け入れ、初療看護)
- 心のケア、家族看護
- 記録のあり方と法的意義
講師

川名 修平
湘南鎌倉総合病院
救急看護認定看護師
外傷診療は複数の診療科にまたがり、かつ同時に診断とバイタルの安定化、治療を行う必要があります。重症外傷患者の場合は緊急度、重症度共に高い為、専門的な知識と、病態予測に基づく最悪の事態に備えた準備が、外傷看護にはとても重要となります。看護師は喧騒とした初療の場において円滑な診療の為に役割分担を行います。突然の出来事に混乱し、不安を抱える患者さんや御家族に寄り添いながらも、防ぎ得た外傷死を免れる為に看護師としてできることを一緒に考えましょう。
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