看護師セミナーCaring

SpO2が%で表示されるのは何故か?


  1. 酸素の分圧を示すため
  2. 酸素とヘモグロビンの結合率を示すため
  3. 血液中の酸素分子の総数を示すため
  4. 肺胞内の酸素濃度を示すため

回答

2. 酸素とヘモグロビンの結合率を示すため

解説

SpO₂(経皮的動脈血酸素飽和度)が%で表示される理由は、血液中のヘモグロビンが酸素と結合している割合を示す指標だからです。ヘモグロビンは酸素を運搬するタンパク質で、1分子あたり最大4分子の酸素と結合できます。血液中の全ヘモグロビンの結合可能部位を100%とした場合、そのうちどれだけ酸素と結合しているかを示すのが酸素飽和度です。例えば、結合部位のうち95%が酸素と結合していれば、SpO₂は95%と表示されます。

なぜ%で表すのか?

酸素飽和度は「割合」を示すため、分母はヘモグロビンの総結合可能部位、分子は酸素と結合している部位数です。この比率をパーセンテージで表すことで、直感的に理解しやすくなります。SpO₂はパルスオキシメータで測定され、通常は95〜100%が正常範囲です。90%以下になると低酸素血症の可能性があり、酸素投与などの対応が必要になります。

補足

SpO₂は動脈血酸素分圧(PaO₂)とは異なり、酸素の「量」ではなく「結合率」を示します。PaO₂はmmHgで表され、血液中の溶解酸素量を示しますが、SpO₂はヘモグロビンとの結合状態を反映します。したがって、SpO₂が%で表示されるのは、酸素運搬能力を視覚的に理解しやすくするためです。

関連セミナー

超入門! 人工呼吸器の基礎 何を見ればイイのか分かるようになる
人工呼吸器の基本原理から臨床での活用を体系的に学べる「人工呼吸器 入門セミナー」

執筆・監修に関してはこちら