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エリスロポエチンとは何か?


  1. 腎臓で産生されるホルモンで、赤血球の産生を促進する
  2. 肝臓で産生される酵素で、鉄の吸収を高める
  3. 骨髄で作られるタンパク質で、白血球の増加を促す
  4. 副腎皮質で分泌されるホルモンで、血圧を上昇させる

回答

1.腎臓で産生されるホルモンで、赤血球の産生を促進する

解説

エリスロポエチン(Erythropoietin, EPO)は、腎臓の主に傍糸球体周囲の細胞で産生される糖タンパク質ホルモンで、骨髄に作用して赤血球の産生を促進します。低酸素状態になると腎臓でのエリスロポエチン産生が増加し、骨髄の赤芽球に働きかけて赤血球の分化・増殖を促します。これにより酸素運搬能力が高まり、組織の酸素不足を補う仕組みです。

臨床的には、慢性腎不全ではエリスロポエチンの産生が低下し、腎性貧血を引き起こします。そのため、人工的に合成されたエリスロポエチン製剤が治療に用いられます。また、スポーツ界では不正使用によるドーピング問題でも知られています。

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