チェーンストークス呼吸とはどのような呼吸様式か?
- 呼吸の深さと速さが徐々に低下し、その後無呼吸となる呼吸様式
- 一定のリズムで浅く速い呼吸が続く呼吸様式
- 呼吸が徐々に深く速くなり、次第に浅く遅くなった後、無呼吸を繰り返す呼吸様式
- 努力性呼吸が持続し、無呼吸を伴わない呼吸様式
回答
3.呼吸が徐々に深く速くなり、次第に浅く遅くなった後、無呼吸を繰り返す呼吸様式
解説
チェーンストークス呼吸は、呼吸の深さと速さが周期的に変動する特徴的な呼吸様式です。呼吸が徐々に深く、かつ速くなり、その後徐々に浅くゆっくりとなり、最終的に一定時間の無呼吸を呈します。この一連の流れを周期的に繰り返すことが大きな特徴です。
発生機序
チェーンストークス呼吸は、呼吸中枢における二酸化炭素濃度の感受性や反応の遅れが関与しています。心不全や脳血流低下などにより、血液中のガス分圧の変化が呼吸中枢へ伝わるまでに時間差が生じると、呼吸調節が過剰になったり不足したりします。その結果、過換気と換気低下、無呼吸が周期的に出現します。
臨床でみられる場面
この呼吸様式は、慢性心不全、脳血管障害、頭蓋内圧亢進、高齢者の睡眠時などでみられます。特に心不全患者では予後不良のサインとして知られており、継続的な観察が重要です。
看護師が観察すべきポイント
看護師は、呼吸数だけでなく呼吸の深さやリズム、無呼吸の有無とその周期に注目する必要があります。単なる呼吸数の増減として見逃されやすいため、呼吸パターンを時間的に捉える観察が求められます。また、意識レベルや酸素飽和度の変動、基礎疾患の悪化徴候と併せて評価し、速やかな報告につなげることが重要です。
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