看護に活かせる
血液ガス分析の見かた
基礎から応用まで

動脈血液ガス分析で測定できる項目について1つずつ解説を行います。その後、臨床で良く活用される酸素化の評価や酸塩基平衡障害の診断について時間をかけて解説し、練習問題を使いながら、臨床で使える実践力を身に付けて頂きます。さらに、アドバンスとしてアニオンギャップや補正HCO3-の考え方について解説を行います。動脈血液ガス分析について基礎から解説をしていきますので、初心者の方から指導者、ベテランの方まで幅広い対象の方々が学んで頂けるような講義を進めていきたいと思います。
セミナーの目標
- 測定項目とその基準値が理解できる
- 結果から、酸素化の評価ができる
- 結果から、酸塩基平衡障害について評価ができる
- 代償性変化について評価ができる
- アニオンギャップの考え方について理解できる
セミナーの内容
- 【基礎知識:パート1】血液ガス分析の測定項目
- 血液ガス分析の測定項目
- ガス交換/ PaO2・PaCO2
- PaO2・PaCO2の基準値
- 酸素飽和度
- EtCO2
- 重炭酸イオン
- 腎臓の機能
- まとめ
- 【基礎知識:パート2】酸素化の評価
- 考えてみよう①
- 酸素療法
- 酸素療法〜高流量システム〜
- まとめ
- 【ベーシック】酸塩基平衡障害の診断
- 酸塩基平衡障害の診断
- アシドーシス・アルカローシス
- 酸塩基平衡障害
- 呼吸性アシドーシス・アルカローシス
- 代謝性アシドーシス・アルカローシス
- 考えてみよう②(アシドーシス)
- 動脈血液ガス分析の見かた(Basic)
- 例題①
- 例題②
- 練習問題 症例①
- 【アドバンス】アニオンギャップ・補正HCO3-
- 練習問題 症例②
- まとめ(第三部)
- アニオンギャップ・補正HCO3-(Advance)
- アニオンギャップ
- 糖尿病性ケトアシドーシス
- 練習問題 症例③
- 練習問題振り返り
- まとめ
講師
前川 義和
社会医療法人誠光会 淡海医療センター 看護師長
クリティカルケア認定看護師、特定看護師、呼吸療法認定士
皆さんは「動脈血液ガス分析」は苦手ですか?ICUでは頻繁に行われている検査になりますが、病棟では患者さんの状態が悪くなった時に行われ、あまり関わりたくない検査かもしれません。「動脈血液ガス」というと、患者さんのPaO2やPaCO2を測定するという呼吸に関連した検査と思われがちですが、実はもっと多くの情報を私たちに教えてくれています。それを理解するためには少し知識が必要になりますが、この講義では基本的なことからじっくり解説をしていきます。結果を書かれた紙をただ医師へ渡すだけでなく、得られた結果からアセスメントが出来ることを目指します。「動脈血液ガス分析」って苦手だなぁと思われている方、ぜひこの講義を受講して頂きたいと思います。
この講師の他のセミナーを探す