基礎から学ぶ、手術麻酔看護
手術と切っては切れない麻酔。しかし麻酔と言っても様々な種類のものがあり、それぞれの麻酔により観察やケアのポイントが異なってきます。今回は、手術室で麻酔管理課にある患者さんと関わる看護師さんへ向け、それぞれの麻酔の基礎知識や観察ポイント、ケアのポイントなどを解説していきます。
研修目標
1.麻酔の種類や、観察・ケアのポイントなど麻酔管理に関する基礎を理解することができる。
研修内容
第一部 手術室での麻酔看護
1.手術室での麻酔看護の基礎
2.麻酔とは何か?
3.周術期の合併症を防ぐためには?
4.全身麻酔と局所麻酔の違いは?
5.全身麻酔の基礎と観察ポイント
6.麻酔の深さ 脳波モニター
第二部 全身麻酔方法の基礎と観察ポイント
1.全身麻酔後の気道確保
2.呼吸の評価
―酸素化
―換気
3.循環管理
―体位による循環の変化
―出血量の評価
4.体温管理の重要性
5.術後鎮痛と麻酔管理の考え方
第三部 局所麻酔方法の基礎と観察ポイント
1.局所麻酔の基礎
2.脊髄くも膜下麻酔について
3.硬膜外麻酔について
4.末梢神経ブロックについて
5.術後の管理・安全のために
開催日 |
2024年12月17日(火) PM 2:00~PM 6:00 |
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会場 | 弊社Web上 |
応募締切 | 2024年12月16日(月) |
参加費 | ¥8,800(税込) |
講師プロフィール
所属:
・聖路加国際病院麻酔科周麻酔期看護師 チーフ
・奈良県立医科大学大学院周麻酔期看護学 非常勤講師
・一般社団法人 日本周麻酔期看護医学会 理事
資格:周麻酔期看護師、特定行為研修修了(術中麻酔管理)
略歴:
2006年 聖路加看護大学卒業
2006年 聖路加国際病院手術室配属
2012年 聖路加看護大学大学院周麻酔期看護学修了
2012年 聖路加国際病院麻酔科配属、周麻酔期看護師として活動開始
2018年 東京女子医科大学大学院医学研究科入学、外科系麻酔科学専攻
2022年 東京女子医科大学大学院医学研究科外科系麻酔科学修了(博士)
講師より
手術を行うためには大なり小なり何らかの麻酔が必要になります。手術室では全身麻酔に限らず、脊髄くも膜下麻酔や末梢神経ブロック、局所皮下浸潤麻酔などの様々な局所麻酔方法が用いられます。それぞれの麻酔の基礎的知識や、手術室での患者観察やケアのポイントを知ることで、患者さんの医療安全やいざという時の急変対応に繋げていただきたいと思っています。