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患者に寄り添うがん性疼痛マネジメント~基礎から実践まで~

がん性疼痛は、不眠・不安・抑うつ・せん妄までも引き起こします。それはがんと共に生きる人にとっては大きな苦痛であり、恐怖となり得ます。また、それは本人を支える家族や支援者にとっても同様のことと思われます。
今回はがん性疼痛を抱える人を支える看護師の皆様の不安や悩み、苦痛を少しでも軽減できるように、疼痛の基礎であるメカニズムから学び、薬物療法の実際、得た知識をどのように臨床で活かしながら患者に寄り添い、痛みを軽減していくかをお伝えしていきます。

研修目標
1.がん性疼痛のメカニズムに関して理解することができる。
2.がん性疼痛の薬物療法に関して理解することができる。

研修内容
第一部 がん性疼痛のメカニズム
1.痛みとは
―痛みの定義
―痛みの伝わり方
―トータルペイン
2.がん性疼痛とは
―がん性疼痛の特徴
―痛みの原因による分類
―痛みの性質による分類
―痛みのパターンによる分類

第二部 痛みのアセスメントとトータルペイン 
1.がん性疼痛の薬物療法
―非オピオイド鎮痛薬
―オピオイド鎮痛薬
―オピオイドの副作用①

第三部 がん性疼痛の薬物療法
1.がん性疼痛の薬物療法
―オピオイドの副作用②
―鎮痛補助薬
2.WHOがん疼痛ガイドライン
3.がん性疼痛のマネジメント(臨床での実際)
―看護師の役割

第四部 がん性疼痛マネジメント 臨床での実際
1.がん性疼痛のマネジメント(臨床での実際)
―痛みのアセスメントに必要な項目
―事例
―チームアプローチ

開催日 2024年5月17日(金)
PM 2:00~PM 6:00
会場 弊社Web上
応募締切 2024年5月16日(木)
参加費 ¥8,800(税込)

講師プロフィール

野口 恭子

所属:学校法人 杏林学園 杏林大学医学部付属病院

資格:がん性疼痛看護認定看護師

経歴:
2001年 東京慈恵会医科大学附属青戸病院 一般外科・耳鼻咽喉科病棟入職
2008年 がん性疼痛看護認定看護師 取得
2010年 杏林大学医学部付属病院 消化器外科病棟入職
2015年 同院 緩和ケアチーム専従看護師

 

 

 


講師より

がんと共に生きる人にとって、痛みは単なる痛みではなく恐怖です。鎮痛薬を用いて、痛みを自分でコントロールすることはとても重要です。ですが、痛みは鎮痛薬のみでコントロールできるものでもありません。がんの痛みは常に変化し、心理・社会・スピリチュアルな問題が複雑に絡み合っています。鎮痛薬を処方するのは医師ですが、鎮痛薬を投与するのも評価をするのも看護師です。患者の心の浮き沈みに気が付き、寄り添うことができるのも看護師です。看護師のスキルによって患者の苦痛は左右されるのです。このセミナーを受講し、今までよりほんの少し自信を持って患者さんの苦痛に寄り添うことができるようになることを願っています。