日常の中にある!あなたにもできるスピリチュアルケア入門
病気になったことにより、生きることの無意味、無価値といった、患者さんのスピリチュアルな苦痛に直面したとき、あなたはどうしますか?答えのない投げかけに直面したとき、どのように支え、対応することができるのか悩ませる方も多いのではないかと思います。
身体的苦痛だけではなく、スピリチュアルな面にも目を向け、寄り添いケアをするための方法について講師の体験をもとに解説していきます。
研修目標
1.スピリチュアルペイントは何か理解することができる。
研修内容
第一部
1.スピリチュアルペインとは
2.村田理論
― 時間存在について
― 関係存在について
― 自律存在について
3.スピリチュアルペインとの関わり方
4.患者さんから答えのない問いかけをされたとき
5.「わかってくれる援助者」になるために
6.良質なコミュニケーションがもたらすもの
第二部
1.ナラティブアプローチとは
2.患者さんのつらさをアセスメントする
― スピリチュアルペインを明らかにする
― スピリチュアルペインの構造を適切に捉える
3.自律存在が揺らいだ事例①
4.自律存在が揺らいだ事例②
5.関係存在が維持された事例
第三部
1.スピリチュアルペインのケア
― 基盤となるスピリチュアルケア
― DoingよりもBeing
― 患者さんの物語を聴く(ライフレビュー)
― 話をするのが辛くなった時
2.事例紹介(患者さんが話したいときを考える)
第四部
1.患者さんを支える私たちのあり方
2.チームで支える(ケアカンファレンス、デスカンファレンス、多職種チームアプローチなど)
3.普段のケア、コミュニケーションを続ける
開催日 |
2025年2月28日(金) PM 2:00~PM 6:00 |
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会場 | 弊社WEB上 |
応募締切 | 2025年2月27日(木) |
参加費 | ¥8,800(税込) |
講師プロフィール
所属:学校法人 杏林学園 杏林大学医学部付属病院
資格:がん性疼痛看護認定看護師
略歴:
2003年 杏林大学医学部付属病院 血液・循環器内科 入職
2010年 がん性疼痛看護認定看護師 取得
2013年 緩和ケアチーム専従~現職
講師より
患者さんから「なんでこんな病気になっちゃったんだろう…」「私もう治らないのかな…」などのつらさを吐露されてどう対応していいか困った経験はありませんか?がん患者さんの身体的苦痛はもとより、心のつらさ、答えのないスピリチュアルなつらさに直面したとき私たち看護師はどのように患者さんを支え、対応していけばいいのでしょうか。緩和ケアチームで関わった患者さんとの体験をもとに、患者さんのスピリチュアルな苦痛の考え方、ケア方法、私たちの心のあり方を解説致します。少しでも明日からの臨床のヒントになる時間が持てればと思っています。一緒に考えてより良いケアを目指しましょう!