訪問看護における災害看護とBCP
病院のような大きな組織であれば、災害が起きてもある程度は機能を維持することができますが、訪問看護のように小さな組織では、災害が発生した場合には、通常の業務を行うことができなくなってしまうリスクも高いです。非常時のために備えておく必要があるのは理解していても、日々の業務に追われていたり、何から準備すればいいのかわからないということも多いのではないでしょうか?
そんな訪問看護における災害対策に関して、基本的な部分から学び、各訪問看護ステーションで準備できることは何か、少ないマンパワーを最大限どのように活かすかなど、訪問看護ステーションの管理者方なら必見のセミナーです。
研修目標
1.訪問看護における災害時の訪問看護師の役割を理解することができる。
2.訪問看護ステーションのBCPに関して理解することができる。
研修内容
第一部
1.災害看護を学ぶ意義
2.災害の種類と特徴
―水害
―地震
―火山噴火
3.災害時に活かせる訪問看護師のスキル
第二部
1.災害時の訪問看護師の役割
2.CSCATTTを知る
3.急性期の看護活動のポイント
4.亜急性期の活動のポイント
5.慢性期・復興期、静穏期の看護活動のポイント
6.各避難施設の特徴と注意点
7.災害関連死について
8.「個」と「集団」への看護(感染的側面)
9.災害に対する利用者の備え
第三部
1.BCPとは
2.BCP(業務継続計画)の実際
―総論
―平常時の対応①
第四部
1.BCP(業務継続計画)の実際
―平常時の対応②
―緊急時~復旧における事業継続に向けた対応
―地域・他組織との連携
2.支援者のストレスとその対策
開催日 |
2025年2月27日(木) PM 2:00~PM 6:00 |
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会場 | 弊社Web上 |
応募締切 | 2025年2月26日(水) |
参加費 | ¥8,800(税込) |
講師プロフィール
所属:ケアプロ株式会社
資格:災害看護専門看護師
略歴:
2012年 国立国際医療研究センター病院 入職
2017年 日本赤十字看護大学大学院
2017年 国際・災害看護学 修士学 取得
2017年 ケアプロ株式会社 入職
2020年 災害看護専門看護師 取得
講師より
在宅医療を支える訪問看護ステーションは、地域包括ケアシステムにおいて非常に重要な役割を担っています。しかし、訪問看護ステーションは小規模で運営している事業所も多く、災害が発生することで通常業務を行うことができなくなるリスクが高いです。災害対策の必要性は感じていても、何からどのように準備すればいいのかわからないという方は多いと思います。また、災害対策をしようと思っても、日々の忙しさからなかなか手がつけられていない方も多いと思います。
今回は日々の業務の中でできる災害看護の知識を学び、まだまだ発展途中の在宅分野における災害対策について一緒に考えられると嬉しいです。当日みなさんにお会いできるのを楽しみにしております。