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基礎から臨床推論まで!知っておきたい心不全看護

心不全は、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら進行し、完治しない病気です。そのため、症状悪化の時の対応と同じくらい生活習慣に関する指導が大切となります。今回のセミナーは、心不全の病態から学び、症状・訴えから患者さんの状態をどのようにアセスメントするか、どのように対応するかといった臨床推論、日常生活に関する指導のポイントについてをわかりやすく解説していきます。

研修目標
1.心不全の基本的な病態に関して理解することができる。
2.心不全患者の日常生活に関する指導のポイントを理解することができる。

講義内容
第一部 押さえておきたい心不全の基礎知識
1.心不全の動向
2.心不全ついて
3.心不全の病態生理
4.心不全の分類について

第二部 事例から学ぶ心不全の臨床推論~フィジカルアセスメントを通して~
1.臨床推論って何?
2.臨床推論のステップ
・事例1 「突然」の「呼吸困難」
―ステップ1 仮説を立てる
―ステップ2 仮説の検証
―ステップ3 結果・対応
・事例2 急性期離脱後の「血圧低下」
―ステップ1 仮説を立てる
―ステップ2 仮説の検証
―ステップ3 結果・対応

第三部 学ぼう!事例から考える心不全患者の患者教育①
1.患者教育とは
2.臨床現場での実際
3.患者教育の変化
4.自己効力理論について
5.看護の教育的関わりモデルについて
― ①とっかかり/手がかり言動と直感的解釈
― ②生活者としての事実とその意味
― ③病態・病状のわかち合いと合点化
― ④治療の看護仕立て
― ⑤教育的関わり技法
― ⑥看護教育専門家として醸し出す雰囲気
― ⑦対象者の変化

第四部 学ぼう!事例から考える心不全患者の患者教育②
1.患者背景
2.慢性心不全の症状マネジメント
3.事例の看護上の問題と看護展開の方法
4.入院中から外来期間の各期の介入の実際
―第1期:入院中(退院前日)<必要な療養行動の見極めと生活調整への支援>
―第2期:外来 <適切な医療提供を受けるための支援>
―第3期:外来 <有用な療養行動の認識への支援>
―第4期:外来 <生命をつなぐための療養行動への支援>
―第5期:外来 <外来継続を自己決定するための支援>
5.看護の教育的関わりモデルによる事例の検証

開催日 2025年1月6日(月)
PM 2:00~PM 6:00
会場
応募締切 2025年1月5日(日)
参加費 ¥8,800(税込)

講師プロフィール

和田 由樹・倉田 浩

 

 

和田 由樹

所属:学校法人聖マリアンナ医科大学 聖マリアンナ医科大学病院
資格:慢性疾患看護専門看護師
略歴:
社会福祉法人聖隷福祉事業団 総合病院聖隷浜松病院、千葉県立衛生短期大学看護学科(当時名称)、横浜市立大学看護短期大学部(当時名称)を経て、2005年 学校法人聖マリアンナ医科大学 聖マリアンナ医科大学病院入職。
2009年~ 日本看護協会認定 慢性疾患看護専門看護師(第428号)。


講師より

一生続く慢性疾患とのお付き合いは、私たち看護職者のサポートによって、「ともに歩いてくれる人がいるからやってみよう」と思えることもあります。今回の研修では、心不全の基本的な病態、フィジカルアセスメントからヘルスアセスメントの実際、事例を通して心不全看護について一緒に考えていきたいと思います。


倉田 浩

所属:学校法人聖マリアンナ医科大学 聖マリアンナ医科大学病院
資格:心不全看護認定看護師
略歴:
2007年 聖マリアンナ医科大学病院 入職 ハートセンター北病棟 配属
2014年 慢性心不全認定看護師 取得
2020年 看護師特定行為研修修了(21区分38行為)
2021年 心不全看護認定看護師へ移行


講師より

セミナーを通して、心不全看護の楽しさを感じていただき、明日からの臨床に活用していただけたら幸いです。