9月21日 看護師カレンダークイズ 解答

 
クイズ内容 鉄は消化管のどこで吸収されるか?
解答 十二指腸
解説  

食品から摂取された鉄は、十二指腸から空腸上部において吸収される。

ヘム鉄はそのままの形で特異的な担体によって腸管上皮細胞に吸収され、細胞内でヘムオキシゲナーゼにより2価鉄イオンとポルフィリンに分解される。

非ヘム鉄は3価鉄イオンの形態ではほとんど吸収されない。3価鉄イオンは、アスコルビン酸などの還元物質、又は腸管上皮細胞刷子縁膜に存在する鉄還元酵素によって還元されて 2価鉄イオンとなり、吸収される。2価鉄イオンが、2価金属輸送担体1と結合して吸収されるので、この吸収は亜鉛、銅と競合する。

鉄の吸収率は、また、同時に摂取する食物成分により大きく変わる。たんぱく質、アミノ酸、アスコルビン酸(ビタミン C)は鉄吸収を促進し、フィチン酸、タンニン、シュウ酸などは抑制する。

鉄代謝には恒常性維持機構が強く働いており、体内鉄が減少すると、吸収率は高く、同時に排泄量は少なくなる。

腸管上皮細胞内に吸収された2価鉄イオンは、フェロポルチンによって門脈側に移出され、腸管上皮細胞基底膜に存在する鉄酸化酵素によって3価鉄イオンに酸化される。

また、過剰な鉄は腸管上皮細胞内にフェリチンとして貯蔵され、腸管上皮細胞の剥離に伴って消化管内に排泄される。

血液側に移行した鉄は、1分子の血漿トランスフェリンに2分子結合し、トランスフェリン結合鉄(血清鉄)として全身に運ばれる。

多くの血清鉄は、骨髄において赤芽球にトランスフェリンレセプターを介して取り込まれ、赤血球の産生に利用される。

120日の寿命を終えた赤血球は網内系のマクロファージにより捕食されるが、この際に放出された鉄はマクロファージの中に留まりトランスフェリンと結合し、再度ヘモグロビン合成に利用される。

 

 

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