クイズ内容 |
移植片対宿主病とは何か? |
解答 | 移植片対宿主病(GVHD)は同種造血幹細胞移植時に輸注される造血幹細胞浮遊液中に含まれるドナー由来のリンパ球が引き起こす合併症 |
解説 | 移植片対宿主病(GVHD)白血球は自分以外を敵と見なして攻撃する性質を持っている。 移植されたドナーの造血幹細胞がうまく患者に生着すると、患者の体の中をドナーの白血球が回るようになる。すると、このドナーの白血球にとっては、患者の体は「他人」とみなされるので、免疫反応を起こして患者さんの体を攻撃してしまう。この現象による病気をGVHDという。 移植後早期に起こるものを急性GVHDといい、皮疹、下痢、肝障害などを来たし、重症になると多くの内臓に障害が生じる。 移植後100日をすぎて、場合によっては数年に亘って生じるものを慢性GVHDといい、皮膚症状、目の乾燥、口内炎、肝障害など多彩な症状がでることがある。 |
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