看護師セミナーCaring

皮膚の7つ機能は何か?


  1. 保護作用(外界からの物理的・化学的刺激や微生物侵入を防ぐ)
  2. 感覚作用(触覚・痛覚・温度感覚などの受容)
  3. 体温調節作用(発汗や血流調整による体温維持)
  4. 分泌・排泄作用(汗や皮脂の分泌による老廃物排出)
  5. 吸収作用(薬物や化学物質の一部を皮膚から吸収)
  6. 免疫作用(皮膚常在菌や免疫細胞による防御)
  7. ビタミンD合成作用(紫外線によるビタミンD生成)

回答

1. 保護作用、2. 感覚作用、3. 体温調節作用、4. 分泌・排泄作用、5. 吸収作用、6. 免疫作用、7. ビタミンD合成作用

解説

皮膚は人体最大の臓器であり、単なる外皮ではなく多機能なバリアとして重要な役割を果たします。主な機能は7つに分類されます。

1. 保護作用

皮膚は外界からの物理的刺激や化学物質、微生物の侵入を防ぎます。角質層や皮脂膜がバリア機能を担い、乾燥や感染から体を守ります。

2. 感覚作用

皮膚には触覚、痛覚、温度感覚を受け取る感覚受容器が分布しており、外界の変化を脳に伝えます。これにより危険回避や快適性の維持が可能です。

3. 体温調節作用

皮膚は発汗や血管の収縮・拡張を通じて体温を調整します。暑い時は汗をかき、血流を増やして熱を放散し、寒い時は血管を収縮させて熱を保持します。

4. 分泌・排泄作用

汗腺や皮脂腺から汗や皮脂を分泌し、老廃物の排出や皮膚の潤滑を行います。これにより皮膚の健康と防御機能が維持されます。

5. 吸収作用

皮膚は一部の薬物や化学物質を吸収する能力を持ち、経皮投与(貼付薬)に利用されます。

6. 免疫作用

皮膚には免疫細胞や常在菌が存在し、病原体の侵入を防ぐ役割を果たします。皮膚は免疫系の第一防御ラインです。

7. ビタミンD合成作用

紫外線を受けることで皮膚内でビタミンDが合成され、骨代謝やカルシウム吸収に重要な役割を果たします。

これらの機能は健康維持に不可欠であり、皮膚疾患や外傷によってこれらの機能が損なわれると、感染や代謝異常など全身に影響を及ぼします。


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