Naの補正速度は、24時間で何mmol/L?
- 1–2 mmol/L/24時間
- 4–6 mmol/L/24時間
- 8–10 mmol/L/24時間
- 12–15 mmol/L/24時間
回答
3. 8–10 mmol/L/24時間(推奨上限は8 mmol/L/24時間)
解説
血清Na(ナトリウム)の補正は特に注意が必要で、急激すぎる補正は中枢性橋髄鞘崩壊症(ODS)を招く可能性があります。ガイドラインでは、慢性あるいは無症状の低Na血症では、24時間で8 mmol/L を超えない補正が基本とされています。重症あるいは急性期においても、初期に急激な補正が必要な場合を除き、24時間内のNa補正は原則として8 mmol/L以内に制限されます。
24時間で10 mmol/L以上(いくつかのガイドラインでは12 mmol/L以上)はリスクの上昇と関連し、高齢者・アルコール依存・栄養不良・肝障害など危険因子を持つ場合はさらに慎重に、4–6 mmol/L/24時間以下に制限すべきとされています。
臨床での看護のポイント
– Na補正中は6〜8時間ごとの血清Na測定が推奨され、異常が見られた場合は適宜対応が必要です。
– 補正速度が速すぎる場合、点滴速度の調整や電解質補正液の見直しを実施し、場合によってはデスモプレシン(DDAVP)や経口水摂取による「リラワーターゲット」を行います。
– 看護師は、定期的な検査値記録と急激な変動への早期介入、医師や薬剤師との連携を通じて、患者の安全なNa管理に重要な役割を担います。