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押さえておきたい、急性心不全のポイント。

毎年、心疾患のうちの4割の約7万人の方が心不全で亡くなっているとされています。急性期から慢性期まで幅広く関わることのあり、既往に心不全があるという患者さんも多く、循環器のみならず、多くの診療科でも関わることがある循環器におけるメジャーな疾患の一つと言えます。
循環器の疾患でありながら、呼吸状態に注意したり、水分摂取量を制限しながらも脱水に注意し、患者さんの口渇も軽減しなくてはいけないなど、ケアをする中で悩むことが多い疾患なのではないでしょうか?
今回は急性期における心不全の管理にポイントをおいて解説していくセミナーです。急性期における心不全の管理についてのポイントやケアのポイント、心不全の最新の知識などを講師がわかりやすく解説していきます。

研修目標
1.急性期における心不全の管理に関して理解することができる。

研修内容
第一部
1.心臓の解剖生理
2.心不全とは(心不全の病態)
3.心不全の分類(心不全ステージ分類とNYHA分類について)

第二部
1.心不全の分類(EF(駆出率)による分類:HFrEFとHEpEF)
2.BNPとは何か?どう活かすか?
3.心不全の原因と増悪要因
4.心不全の治療
― 薬物治療(ACE阻害薬、β遮断薬、利尿薬。SGLT2阻害薬などの効果)
― 非薬物治療(植込み型除細動器、心臓再同期療法、呼吸補助療法(CPAP、ASV)、運動療法)

第三部 
1.急性心不全に対する対応
2.Nohria-Stevenson分類、Forrester分類における治療方針の決定
3.急性心不全の治療
― 薬物治療(鎮静、利尿薬、血管拡張薬、強心薬・昇圧薬、心筋保護薬について)
― 非薬物治療(人工呼吸器管理(NPPV)、ペーシング、急性血液浄化治療、手術、急性心筋梗塞の治療、リハビリテーションについて)

第四部 
1.急性心不全の治療
― 急性心不全における補助循環療法に関して(IABP、PCPSの目的・適応・禁忌について)
― 急性心不全患者の慢性期に向けての治療
2.心不全の症状(右心不全症状、左心不全症状に関して)
― 肺水腫
― 息切れ
― 中枢性無呼吸
― チェーンストークス呼吸
― 浮腫
― 体重増加
― 意識障害
― せん妄
3.急性期に求められる看護
4.ACP(Advance care planning)について

開催日 2024年6月7日(金)
PM 2:00~PM 6:00
会場 弊社WEB上
応募締切 2024年6月6日(木)
参加費 ¥8,800(税込)

講師プロフィール

森 勇介

所属:東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センター 9A病棟 主任

資格:慢性心不全看護認定看護師
略歴:
2007年 東京慈恵会医科大学附属 青戸病院 入職
2012年 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 8B病棟
2013年 慢性心不全看護認定看護師 取得
2021年 東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター 9A病棟 主任
2008年~2011年まで循環器病棟・CCU
2012年~2015年まで循環器病棟
2016年~2020年までICU・CCU
2018年~ 心不全看護外来を設立 年間延べ250件ほど介入


講師より

このセミナーに参加される方は、比較的若い方と伺っています。
おそらく循環器、心臓と聞くと、尻込みされる方も多いと思いますが、このセミナーで少しでも皆さんの今後のスキルアップにつなげていきたいと考えています。