重症患者を看るうえで押さえておきたい生体侵襲とアセスメント
重症患者を看るなかで、侵襲によって惹起される生体反応や病態は複雑であるため、それを理解することに苦労し、苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、生体反応とメカニズム、治療と看護ケアのポイントについて、分かりやすく解説していきます!
研修目標
1.侵襲による生体反応とメカニズムについて理解することができる
2.生体侵襲に対するアセスメントができ、看護実践につなげることができる
研修内容
第一部 生体侵襲により起こる生体反応とメカニズム
1.侵襲とは
2.侵襲によって起こる生体反応は
3.炎症とは
4.侵襲とホルモン変動
敗血症と敗血症性ショックの定義、ガイドラインに沿った治療戦略
1.SIRSとは
2.敗血症
第二部 敗血症と敗血症性ショックの定義、ガイドラインに沿った治療戦略
3.敗血症を疑ったら何をするか
・SSCGケアバンドル
・敗血症性ショック
・Warmショックの機序
4.敗血症の主な治療
5.輸液療法について
6.SVVとは
7.昇圧剤について
8.低灌流の診断について
9.薬剤投与について
第三部 ARDSの診断基準、人工呼吸器管理について
1.ARDSとは何か
2.ARDSの肺の特徴
3.ARDSに対する人工呼吸器管理のポイント
・人工呼吸器関連肺障害(VALI)
・P-SILI(自発呼吸に関連した肺障害)
・P0.1(気道閉塞圧)とは
4.ARDSに用いられるモード:APRV
第四部 侵襲時における看護ケアの活用とポイント
1.どんな看護ケアが求められる?
2.発熱時の対応
3.リハビリテーションの必要性
開催日 |
2025年2月6日(木) PM 2:00~PM 6:00 |
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会場 | 弊社Web上 |
応募締切 | 2025年2月5日(水) |
参加費 | ¥8,800(税込) |
講師プロフィール
所属:埼玉医科大学総合医療センター勤務
役職:主任
資格:呼吸療法認定看護師/集中ケア認定看護師
経歴
2003年 北里大学メディカルセンター病院 消化器外科勤務
2005年 埼玉医科大学総合医療センター 集中治療室 勤務
講師より
生体侵襲と聞くと、それだけで苦手意識や難しく感じてしまうものです。ですが、重症患者の特徴や管理、必要な看護ケアを学ぶ上で、生体侵襲について理解することは避けて通ることはできません。
そこで、今回のセミナーでは、よく分からない生体侵襲のあれこれについて、なるべく簡単に分かりやすく解説していきます!
また、臨床でよく遭遇する敗血症についても、その診断定義から治療戦略に至るまで解説します!
今回のセミナーを聞くことで、少しでも生体侵襲に対する苦手意識が克服でき、明日からの看護実践に役立てることができれば幸いです。
多くのご参加を、お待ちしております!